ITフリーランスの備忘録

フリーランスでwebデザイナー、ディレクターとして活動している梶と申します。ここでは、フリーランスとして活動していく上で役に立つ情報を配信していきます!

個人事業主のお金周りについて

こんにちは。 フリーでエンジニアをやっています。

今回は、個人事業主について書いてみようと思います。 まずは、個人事業主とは!?という疑問を解決するために、その言葉の意味から説明していきたいと思います。

個人事業主(こじんじぎょうぬし)とは、個人事業(こじんじぎょう)を行っている主(ぬし)のことです。

個人事業とは何か

一体、個人事業とは何か!?というと、会社などを設立せずに、個人で行う事業となります。

あまり言われることもありませんが、逆は法人事業です。

つまり、会社は法人と呼ばれるので、会社を設立すれば一人でやっていても、個人事業とは呼びません。 

さて、個人事業主とは、何か!?ですが、個人事業主とは個人事業を行っている責任者のことを言います。

勝手に個人事業主を名乗ることができるわけでもなく、個人事業主を名乗るには、税務署に届け出る必要があり、個人事業主は一人でも事業を始めることができますし、従業員を雇うことも可能です。

個人事業主の確定申告について

それでは、個人事業主の話をしていると、よく出てくる確定申告についてもお話しします。

まず、個人事業主の確定申告は2種類あります。白色申告と、青色申告の2つとなります。

白色申告は簡単な作業(単式簿記)で済みますが、青色申告は基本的には複式簿記での記帳となるため、なかなか大変です。 

青色申告特別控除の額が65万円ではなく10万円の場合はその限りではありません。 それでは、以降で白色申告、青色申告について詳細を説明いたします。

白色申告について

個人事業の開業登録を税務署に行い、特に申請をしなかった場合は白色申告で申告を行うことになります。

白色申告の確定申告はシンプルで「収支内訳書」と「確定申告書B」を提出すれば完了です。

複式簿記をつけなくてもよく、税金は年間の売り上げから必要経費を引いた事業所得に対して課せられるというシンプルな制度となっています。

個人事業主とは!?】青色申告について

いっぽう青色申告はというと、税務署に青色申告承認申請書を提出し、承認を得る必要があります。

青色申告は手続きが複雑な分、青色申告者にはいくつかの優遇制度が設けられています。

青色申告特別控除>

青色申告を選択すると、青色申告特別控除が受けられます。控除額は65万円と10万円と2種類あります。

65万円の控除を受ける場合は、複式簿記で記帳し、損益計算書貸借対照表を作成しなくてはなりません。

10万円の控除を受ける場合は、単式簿記で記帳し、損益計算書を作成すれば控除が受けられます。

<最長3年間の赤字の繰り越し>

事業で損失が出た場合に、翌年度以降で最長3年間の損失繰越が行えます。

<30万円未満の購入物に対する一括経費の対応>

少額減価償却資産の特例といい、青色申告者には、物を買った場合に、30万円未満であれば、合計300万円まで一括で処理することができます。

これは、通常10万円以上の物を買った場合は、償却資産として減価償却の対象となるのですが、それに対する優遇措置となります。

<親族への給与の経費扱い>

青色申告では、専従者給与といって、親族への給与を経費扱いにできます。

確定申告ソフト

それでは、個人事業主の確定申告を助けてくれるソフトを最後に紹介します。 

上記以外にもいろいろなソフトが販売されているので、ぜひ自分にあった確定申告ソフトを見つけて頂ければと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか!?今回は知ってるようで知らない、個人事業主の意味や、確定申告(青色申告、白色申告)についての情報、最後には確定申告を助けてくれるソフトを紹介しました。 

もう一度、おさらいしておくと、個人事業主とは、会社などを設立せずに、個人で行っている事業の責任者となります。 

また、確定申告は白色申告と青色申告にわかれており、白色申告は簡単な申告で済む一方優遇はありません。

青色申告は複雑な申告の制度ですが、その分優遇制度が設けられています。

優遇制度の内容としては、「青色申告特別控除」、「最長3年間の赤字の繰り越し赤字の繰り越し」、「親族への給与の経費扱い」、「30万円未満の購入物に対する一括経費の対応」があります。

これから個人事業主になろうとされる方、既に個人事業主である方もこの記事が知識の整理に役立てていればと思います。

【ITプロパートナーズの評判!】現役フリーランスが面談に行ってみた

こんにちは。
フリーでデザイナーとディレクターをやっています。

今回ITプロパートナーズというサービスを使って案件を紹介していただきました。
よく知らぬまま使ってたので、これを機に細かく評判について書きてみようと思います。

設立が2015年2月と歴史は浅く、特に新興ベンチャーに分類されるIT人材派遣会社の一つです。

事業内容だけでなく、多くの方が関心を持っているであろう、人材派遣サービスの評判・評価についても見ていきたいと思います。

ITプロパートナーズってどんな会社?

ITプロパートナーズとITプロクラウド

最初に書いた通りITプロパートナーズはIT人材派遣会社として設立されました。
人材派遣サービスとしては企業名と同じ、「ITプロパートナーズ」という名前で展開されています。

また、その派生サービスとして「ITプロクラウド」というサービスもあります。

ITプロパートナーズの方はみなさんがイメージしやすい、普通の人材派遣サービスです。

つまり、人材が欲しい企業と、仕事を探している登録者さんのマッチングサービスです。
対して、ITプロクラウドは、簡単に言うと「こんなシステムを作って欲しい」と思っている企業の話を聞き、ITプロパートナーズ側の責任で、ITプロパートナーズの登録者さんの中から人材を集めて、タスクフォースを作り開発から納品まで行うサービスです。
登録者からすれば、開発するシステムは同じで、責任者が誰になるかの違いだけの話なので「ITプロクラウド」案件かどうかはあまり大きな意味はありません。
しかし、依頼企業から見ると、外注のシステム会社に頼むのと同じ感覚で利用することが可能です。
つまり、派遣された方個々と契約して管理するより、組織管理上、楽になるので、評判は上々です。

ITプロカレッジ

しかし、それ以外の事業も展開しています。
人材派遣以外の事業で良く知られているのが教育サービスです。いわゆるオンラインスクールの形式をとった学習サイト「ITプロカレッジ」は、人材派遣サービスも手掛けている会社だからこそ教えられる、実践的な内容で高い評判を得ています。

オンラインスクールの場合、しばしばコースがたくさんあって、どのコースを選択すれば良いのかわからないという場面や、コースを増やすためのコースで、あまり内容が役立つとは言えない、ということもあります。

しかし、ITプロカレッジは必要なコースだけを用意したシンプル構成ですので、そのような悩みはなく、評判も決して悪くありません。

intee

教育事業と新卒採用支援事業を足して割ったような「intee」という事業も意識の高い学生さんやベンチャー企業を中心に注目を集めています。

これはITスキルを身に付けたいと応募してきた学生さんの中から優秀な学生さんを選抜して、ITプロパートナーズにてITスキル教育を提供します。

そして、新卒募集中の企業はその実績を見て、「この学生さんに来て欲しい」と逆採用活動を行う取り組みです。新たな就活の形の一つとして、評判を呼びました。

PIECE

そして、最近の注目株は、ニッケイこと日本経済新聞に取り上げられた、マッチングサイト構築サービス「PIECE(ピース)」です。

人材派遣サービスも広い意味でマッチングサービスの一つと言えますが、その他にも恋愛系・婚活系や、同行の趣味の友達を見つけるためのもの、さらには仕事上の取引相手を見つけるためのサービスなど、様々なマッチングサービスがすでに存在し、今後も増えていくと考えられます。これからの時代のニーズに適合したサービスだと言えます。

Webメディア

これらの事業以外にも、ITプロパートナーズではWebメディア活動を行っています。

ITプロパートナーズの利用企業CTO(最高技術責任者)や登録者へのインタビューを通して、エンジニアとキャリアを考える「TECH LIFE」や、特に脱サラして独立を考えているエンジニアをターゲット下「IT/Web系の起業家・フリーランスに贈る、すべらない起業論」などのサイトを運営しています。

株式会社ITプロパートナーズの売上について

なお、ITプロパートナーズの会社全体の売り上げは2017年には6.5億円を超えています。

2018年には10億円以上を目指すことを社長の木村直人氏が公言しており、非常に勢いのある企業の一つです。

これらの成果が評価されてWebメディア「ベンチャー通信」が選ぶ、ベストベンチャー100にも選出されています。このように会社としてのITプロパートナーズは非常に評判の良い企業のようです。

ITプロパートナーズってどんなサービス?

では、ここからは実際に私が利用した、ITプロパートナーズ社が提供しているサービスの中でも主軸となるサービスである人材派遣事業「ITプロパートナーズ」について見ていきたいと思います。 

ITプロパートナーズで紹介されている案件の特徴として、IT人材派遣会社としては最後発グループに属し、まだまだベンチャーと言われるだけあって、良くも悪くも、従来からある大手の人材派遣会社にはないタイプの案件が少なくないらしいです。

従来、人材派遣会社を利用したことがない企業も多く、「システム開発」への理解が乏しい、あるいは「週二くらいで、パソコンに強い人が助っ人に来てもらえるようになるらしい」くらいの感覚でITプロパートナーズに案件を掲載してみた、という企業も中にはあるようです。 

結果、行ってみたら、エクセルにマクロを仕込むといった、システム開発と呼べない仕事でがっかりだった、という話もあります。

一方で、ITプロパートナーズ自身がベンチャーであるがゆえに、シンパシーを受けた他のベンチャー企業や、スタートアップ企業からの案件掲示依頼が案件全体の中で比率が高く、創造力を掻き立てられる最先端のサービスへ対応するため、クリエイティブさが求められたり、最新の技術トレンドへの対応力が要求される案件が集中しがちです。

そういった難しい案件に関わったことへの、満足感ややりがいから、次もITプロパートナーズで案件を探したい、と答える方も多いみたいですね。

また、派遣とはいえITエンジニアに求められる水準が高い分、高単価な案件が多いのです。週2〜3日でも40万円〜なのは、それだけ求められるものが高い証拠なのです。

ちなみに、スタートアップ企業の案件を通して、新たなアイデアや着眼点を得たと感じた起業家志向の方から高く評判されています。

ところで、週2〜3日からの案件紹介というのは、良く知られたITプロパートナーズの売り文句ですが、実際のところはどうか、疑問に思っている方も多いでしょう。

他のIT人材派遣会社では、この売り文句自体をあまり聞きません。

また、その言葉に惹かれて登録したのに、実際はそんな案件などなく、そのことを指摘すると「時期が悪い」と言い逃れされた、という話もよく聞きます。 
もちろん、ITプロパートナーズでも、必ずしもいつも週2〜3日からの案件があると断言するのは難しいみたいです。 

しかし、ITプロパートナーズではITプロパートナーズ自身が登録者の勤務を管理する派生サービスのITプロクラウドの存在もあり、週2〜3日からの案件に出会える可能性は他の人材派遣サービスと比較するとずば抜けて高いです。 

実際私も、とあるITベンチャーで週3の案件に来月から携わることになりました。

ITプロクラウド案件についてさらに付けだせば、勤務場所の自由度も高く、リモートで働く、例えば会議はSkypeなどを利用して行い、基本は自宅で勤務の案件に出会える可能性も高いです。

ちなみに、ITプロクラウド案件でなくとも、ベンチャーやスタートアップ企業の場合、オフィス自体が狭く、派遣の人間を常駐させておく場所もない、という理由でリモートとなることが多いようです。

そういう意味でも、ITプロパートナーズはリモート案件の割合が案件全体に対して高めです。 

「いくらシステムが良くても、結局、人材派遣サービスは人と人のつながりだから、エージェントの質が決め手だ」とおっしゃる方も多いでしょう。

実際、この言葉は確かだと思います。その観点で見た時、ITプロパートナーズは創業からの期間が短く、ノウハウがまだまだ蓄積されていない、との指摘もあります。

事業の拡大から来る人手不足で、質の悪いパートナーのエージェントを使っているのではないか、との推測も一部では見られます。 

正直に言えば、これらの悪い評判はまったくの的外れではないと思います。

実際に不快な思いをした利用者がいたに違いありません。

しかし、ITプロパートナーズは創業からわずかな期間しか経っていない野心に溢れたベンチャー企業です。

問題発掘力や改善取り組みの実施速度は、すっかり図体の大きくなった安定企業より数倍速く、週単位あるいはそれよりも急速に改善されています。

最近では、案件アサイン後にも、より良い条件の案件がないかチェックし、定期的にフィードバックするようになっているみたいですね。

私の友人も、ITプロパートナーズを利用して記事を書いているので、合わせて読んでみてください!

https://brandingcareer.jp/251

まとめ

ITプロパートナーズは人材派遣サービスを主軸としつつ、教育など他の分野にも事業を展開していることをご理解していただけたかと思います。

各事業とも魅力あるものですが、やはり一番重要なのは主軸たる人材派遣サービスです。

ですので、会社として利用者のみなさんの率直な評判にとても敏感ですし、耳が痛いご意見、悪い評判には真摯に対応しています。

ベンチャー企業特有のスピード感で劇的に進化をしている企業といえます。

フリーランスとして生きていくために

フリーランスになると、頼れるのは自分だけです。

ですから、今までのように目の前の仕事をこなせば終わり、というわけにはいきません。

では、どのようなことに注意すべきなのかについて考えてみました。

フリーランスWebデザイナーになると、事務仕事も自分で行います。

開業届、青色申告承認申請書の提出、国民健康保険国民年金への切り替えなどフリーランスWebデザイナーになると同時に必要な手続きと、毎月の納税、毎年の確定申告などもあります。

その他、契約書の作成や納品、経費の管理など、仕事を円滑に行うための事務処理もあります。

こういった事務仕事を把握しておかないと、後々、後悔することになります。

フリーランスWebデザイナー営業活動

フリーランスWebデザイナーになったからといって、仕事が勝手に舞い込んでくることはありません。ですから、営業活動を行ないます。

ここで、注意すべきは、在席していた会社から仕事を勝手に横取りしないことです。こんなことをしても、後々、後悔するだけです。ですから、フリーランスWebデザイナーになる覚悟を決めたら、自分自身で仕事は探しましょう。

生活費

営業活動を行い、仕事の依頼を受け、収入がある状態になるまで、どんなに順調でも2〜3ヶ月はかかります。ですから、当面の生活費は準備しておきましょう。

ここで忘れてならないのは、納税の金額も用意しておくことです。会社員の時の給料プラス納税分の金額を用意しておかないと、支払いが滞り、後々、大変なことになります。

ただし、国民年金の場合、転職などで支払いが難しい時などは、短期間の支払い免除の手続きもありますので、事前に確認しましょう。

体調管理

フリーランスWebデザイナーになると、事務仕事も含めて自分自身で行うため、仕事が安定して馴れるまでは、かなり忙しくなります。さらに、仕事をしなければ収入がありませんので、休む訳にはいかない状態になります。

ですから、体調管理をしっかりと行いましょう。

料金設定

フリーランスWebデザイナーになると、料金設定も自分自身で行います。

ここで注意するのは、事前に価格の相場を調べておくことです。高すぎてしまっては依頼は来ませんし、安くしてしまえば損をしてしまいます。

また、料金は明確にしておきましょう。どこからどこまでが料金に含まれるのか、追加料金はどこからなのかを明確にしておきます。そうしておくことで、クライアントとのトラブルを未然に防ぐ事ができます。

契約書は必ず!!

契約書を作ることで、報酬の未払いを未然に防ぐことができます。また、万が一、未払いが発生した時のために、少額訴訟のやり方を学んでおくことをおすすめします。

また、取引先とのやり取りは電話ではなく、メールなどで行い、仕事の証拠を残しておくことも大切です。

まとめ

フリーランスWebデザイナーになると、すべてに気を配る必要があります。

ですが、なれてしまえば難しい事ではありません。どうしても不得意な分野がある時は、専門の機関に依頼する方法もあります。

ですから、まずはフリーランスWebデザイナーになる覚悟を決め、事前にしっかりと準備をしておくことが何よりも大切だと思います。

フリーランスwebデザイナーが案件を探す方法について

クリエイターとして、フリーランスになったけれど、なかなか収入が安定しない…

独立のため・スキルアップのために副業をしたいが、どうしても本業を圧迫してしまう…。

◆クリエイティブ系求人・職種というのは具体的には何があるのか?

クリエイティブな仕事や求人って格好いい響きですが、実際どのような職種があるのでしょうか。

クリエイティブの定義が明確にあるというわけではないと思っているのですが、具体的には、以下のような職種があるかと思っております。

  • Webデザイナー
  • 製作進行ディレクター
  • Webディレクター
  • グラフィック・DTPデザイナー
  • カメラマン・フォトグラファー
  • 出版編集・ライター
  • ゲームクリエイター
  • TV番組・映像・動画クリエイター
  • プロダクト・工業デザイナー(インダストリアルデザイナー)
  • 企画・クリエイティブプランナー

◆クリエイティブ職種の求人を探すにはどうすればいい?

大きく分けると4つあるかと思います。

1つは一般的ですが、求人サイトです。クリエイティブ領域に特化したり強みを持った求人サイトを活用すると良いでしょう。

2つめは、転職エージェントです。こちらもクリエイティブ領域に強いエージェントがオススメです。求人サイトには掲載のない非公開求人を持っている事が多いです。

3つめは、縁故・知人紹介です。クリエイターはよく三茶や中野などの立ち飲み屋やバーで集まって飲んでいる方も多いようです。割と繋がりの深い狭い業界なので、そうした知人の紹介繋がりで転職する人も多いですね。

ただ、知人の繋がりだと、求人選定をしっかり精査せずに、油断してしまう事も多いので気をつけましょう。

4つめは、バンタンなどクリエイター系の専門学校は数が多く、そうした専門学校の教務課などの掲示板に求人募集が出ている事が多いです。

学生に限った話になってしまうかもしれませんが、参考にしてみるのもありと思います。

◆クリエイティブ職種のオススメ求人サイト

クリエイティブ職種の求人サイトでオススメサイトは何があるのでしょう?

業界の中で割と名前を聞くのは以下のようなサイトかと思います。
いずれも昔から運営されており、多数のクリエイティブ系の職種の求人が掲載されています。

まずは以下サイトに掲載されているクリエイター職種の求人を一通り閲覧する事で、ざっくりとした相場観をつかむことが良いのではないでしょうか。

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◆クリエイティブ系の案件受託までの流れ

はじめてエージェントのサポートを受ける場合、気になるのが登録後の流れ。簡単にご説明します。

まずはWebで無料登録をしたり、サイト上に気になる案件があれば案件に応募するなどして、エージェントとコンタクトを取ります。

その後、エージェントへ足を運んでカウンセリング。

希望条件のすり合わせなどを経て、実際の案件紹介となります。

紹介された案件が希望にマッチしたものであれば、エージェントが企業との面談をセッティングしてくれます。

多くの場合、面談後に具体的な条件の提案があり、双方の合意によって受託が決定します。

◆フリーのクリエイターが提示したい条件って?

フリーのクリエイターが業務委託案件からお仕事を探すときに重視するのは、「スキルアップにつながる」「他の仕事を圧迫せず、うまく両立できる」といったところでしょうか。

この部分がブレてしまうとお仕事のマッチング率も低くなってしまうので、しっかり明確に伝えるようにしましょう。

◆クリエイティブ職のメリットとデメリット

デザイナーなら、様々な業種や企業のデザインに関わり、そのデザインが使われていくところ。自分の好きなことに、自らの技術で関わっていける可能性もあります。

他の仕事も、やはり「作ったもの」が作品として認められ、世の中に羽ばたいていくのを見ることができるという点が最大のメリットでしょう。

さて、デメリットですが、ものづくりという仕事の性質上、また依頼主の満足いくものを作り上げる必要がある以上、どうしても業務時間が長くなりがちだということが挙げられます。

良いものを生み出したいという気持ちは見な同じですが、自己管理を徹底する必要がありますね。

◆クリエイティブ職種って将来性はあるの?

技術があっても対価が少ないなどと言われがちなクリエイターですが、ITが発展し続ける以上、それにかかわるクリエイターの将来も明るいと言えるのではないかと思います。

ただ、いつまでも手持ちのスキルで満足していてはダメ。

アンテナを高く張ってスキルを磨き、常に上を目指す姿勢がなければ、後から来た人たちにどんどん追い抜かれてしまうでしょう。

技術で食べていく以上、技術の研鑽は必須です。

◆クリエイティブ職種の求人の年収相場ってどれくらい?

Webデザイナーであれば、会社勤めで300~400万円が平均的。在宅の場合は、だいたい年収240万円からといったところでしょうか。

もちろん、スキルと経験でかなりの高収入を得ている人もいます。

プログラミングができる、ディレクションができるといった「+α」の技術があると、収入アップが望めますね。

 

紙媒体でのポートフォリオについて

ポートフォリオって?

ポートフォリオとは自分のデザイン力を周囲に伝えるための作品集のことを指します。

仮に、色彩検定で急をとっても実際の作品に使われていなければ意味がありません。

デザイン、バランス、色彩の使い方、またどのようなバリエーションのデザインの引き出しをデザイナーが持っているかを、クライアント、会社が知るための重要な資料の一つとなります。

言葉でいくら言っても、デザインにおいてはできるかできないかです。

写真一つでも、加工の仕方の熟練度、写真を使ったデザインの理解度、それをどのようにクライアントによく見せられるかのパフォーマンスの良さなどが、ポートフォリオには集約されています。

精密なデザインであったり、応用の利くデザイン感覚であったり、デザイナーに求められることは多種多様です。

独立で、まったく収入を考えず、自らのモチーフを追求していきたいというのなら、そのデザイナーのカラーでいいのですが、利益、仕事という点から考えると、デザイナーはポートフォリオによって技術力を企業に示し、そこで多種多様な経験を積む必要があります。

どれほどよい才能も磨かなければただの石。
宝石になるために、その修業の場をどこにしてくれるかの切符の一つとポートフォリオは言えます。

美術の画家が個展を開くように、ポートフォリオはその人個人の個展でもあります。

私が見たことのあるポートフォリオは、舞台美術のポートフォリオでしたが、舞台美術製作の場においても、作品のイメージにそのポートフォリオがあっているかが、採用の基準になります。

デザイナーにおいても、デザイナーの作品がプロジェクトや会社のカラーにどこかしら合致していることが、採用の基準です。

個人で行うときには、多種多様な作品を作れるという押しもあれば、完成度の高いデザイン力があることを示すもありです。

ポートフォリオはA3にすべき?メリット、デメリット

A3ポートフォリオのメリットは、A4に比べて、単純に作品が大きく見えるため、見た目の物質的インパクトが大きくなることは間違いのないことです。

もともと大きな作品を見せたい場合は、その良さを損ねずに見せることができ、全体のイメージや完成度もアピールできます。

また、大きい分ごまかしもきかないということを活用して、作品に自信がある場合は、A3の方がデザインの細部まで採用担当者に表現が伝わりやすいというメリットもあります。

A3ポートフォリオのデメリットは、やはりA3はおおきいです。

A4に比べて持ち運びに手間がかかってしまうことが挙げられます。
雨の日などカバンに入れるに入れられずとか、ビニールでコーティングして持ち歩くなどなかなか大変です。

また、個人で作成する場合には、家庭用プリンターなどで印刷すると、A4に比べてコストがかかるうえ、A3にプリンターが対応していないこともあります。

サイズが大きくなることで色合いの重要度が増し、家庭用プリンターでは自分が望むほどの色合いが表現できないことも多々あり。

そうなると色にこだわりたい時、民間の印刷サービスなどに依頼する必要もでてきます。

こう考えると、業者に頼む手間や、作品に対する時間など、A4に比べて作業に要す時間もおのずと増えてしまうことがおきます。

A3サイズは、やはり大きく作品を見せられるという点で、作品を採用担当者に強い印象を与え、対面型でじっくりと見てもらいたい場合に適したサイズといえるでしょう。

ただし、持ち運びが大変、コストがかかるといった難点もあります。

A3でポートフォリオを作成する際は、こうした点を踏まえて、ここ一がんの大勝負の時に持って行ったほうがいいかもしれません。

A4にすべき?メリット、デメリット

A4ポートフォリオのメリットは、何よりも手軽さと管理がしやすいということにつきます。

家庭用プリンターなどでも手軽に印刷ができるため、スピーディにポートフォリオの作成や補充などができ、利便性が高いです。

一般的なビジネスバッグでもA4が収まらないということはまずないでしょう。持ち運びにも便利ですし、郵送の時も折りたたまずに遅れます。

また、企業側も多くの応募者のポートフォリオを一括で保管するため、管理しやすいサイズのA4を好まない人事部は、無きに等しいといえるでしょう。

A4ポートフォリオのデメリットは、サイズの大きい作品の場合、無理にA4に縮小されてしまうため、実物よりも見栄えが劣ってしまう可能性は見過ごせません。

大きいからこそ生み出せていた良さがそこにあれば、かなり作品の良さが伝わりきらないことがあります。

縮小した時に、デザインの細部がよく見てもらえない可能性もあることを考えて、よく見てもらいたい部分をわかりやすく伝える努力をしないと、なんとなくのポートフォリオになってしまいます。

ロゴなどの「小さくなってしまう。でもしっかりここは注目してほしい」というデザイン箇所は、その部分だけ拡大したものを添付するなどの工夫が考えられます。

A4サイズは、持ち運びがしやすく、なおかつ一番広く使用されているサイズのため、何よりも管理側は助かるといった点でとても便利なサイズです。

ただし、作品が大きい場合は縮小しなければならないため、実際の作品の見栄えが損なわれてしまう可能性も忘れずに。

まとめ

A3はデザインをよく見せたいことを重視するとき、A4は管理しやすいという利点があります。

フットワークを軽くして大量に企業側に送る時など、それぞれのメリット、デメリットを考えて使い分けるとよりよい、転職活動や、仕事の取り方につながると思われます。

webディレクターに求められているスキルとは??

Webディレクターに求められるスキルが高度化している!?

今回は、これからのWebディレクターに求められるスキルについて考察してみました。

昨今Web業界も、デバイス環境の変化、それに伴う動画等、Webコンテンツのリッチ化、マーケティング施策の複雑化・多様化などが進み、Webディレクターに期待される役割自体が、高度化してきていると感じます。

そこで、これからのWebディレクターに求められる経験・スキル・専門性について、どのようなものがあるのかを一度整理してみたいと思います。

これまでのWebディレクターに求められるスキル一覧

ここで、一度、今までのWebディレクターに求められてきたスキルについてまずは整理しておきましょう。

おおまかには、以下となると思います。

  • 複数の関係者(Webデザイナー・エンジニア等)を調整してスムーズにプロジェクトを進める力
  • スケジュールや納期を設計して、スケジュール通り進捗させていくスキル
  • サイト開発においてのサーバやHTML等、技術的な知識
  • サイトのデザインや機能要件、要素などをワイヤフレームに落としこむスキル
  • 人工・人月を見積もるスキル

ざっとですが、こんなところでしょうか。

これまでのWebサイト制作であれば、上記のようなスキルだけでも仕事の引き合いはあったかと思います。

いわゆるWebサイトを構築する、納品する事がゴールとなっていたのだと言ってしまって良いかもしれません。

これからのWebディレクターに求められるスキル一覧

ただ、これからはWebサイトを持っているのは当たり前として、Webサイトを活用して具体的に何を実化するのか?その実現能力が問われてきています。

そのため、そのプロジェクトリーダーであるWebディレクターにはより高度なスキルが求められてきます。

以下に具体的なスキルについてあげていきます。

それぞれに、かなり高度で専門的なスキルですね・・

これをキャッチアップするのは、非常に難儀と思いますが、時代の流れですので、なんとかキャッチアップしていきたいものです。

以下にそれぞれ解説していきますね。

UI/UXを設計するスキル

UI/UXという言葉を聞く機会も増えたと思います。

UIとはユーザーインターフェイス、UXとはユーザーエクスペリエンスの事です。

Webサイトの構造・構成・デザイン・情報コンテンツ配置設計などの部分がUI。

UXはより広義に、Webサイトの前後の体験も含めたユーザーの使い心地や、ユーザーの目的を達成するストーリー設計のような概念です。

UIについてはWebデザイナーが専門とする事が多いですが、最終責任者であるWebディレクターについても、サイトの目的やビジネス視点で、KPIや目的を達成できるかという点でUI/UXを設計・チェックできる必要があります。

Webマーケティングスキル(SEO・コンテンツマーケティング

Webサイトを作る目的は企業によって色々とありますが、一番多いのは新規見込み客の集客・マーケティング目的である事が多いと思います。

Webサイトを作っただけでは、誰も見にきてもらえません。

せっかく作ったWebサイトにたくさんのユーザーに訪問してもらい、サイト上で自分たちが狙っている行動をユーザーに取ってもらう事がWebサイトを作る意義を果たす事になります。

そのためには、サイトを企画・設計・構築する段階から、Webマーケティングの視点を持って企画設計する必要があります。

具体的には、SEOソーシャルメディア経由の流入を呼び込めるような視点を持ったWebサイト設計がそれです。

サイトマップ・ページ構造や、コンテンツの配置やコンテンツ更新の管理システムの準備など、サイトをローンチ後に、検索エンジンソーシャルメディア経由で訪問者が流入しやすくなる仕組みを予め想定してサイトを設計していく必要があります。

多様なデバイスソーシャルメディア等のチャネルについての知識

ここ最近、本当に言葉通りマルチデバイス、マルチチャネル時代となりました。

スマートフォンはもちろん、IoTなどの普及により、今後Webサイトのコンテンツ配信先は、PCやスマホだけに限らず、無数に広がっていくでしょう。

その際に、ユーザー目線で、実際コンタクトポイントやシチュエーションを意識した上で、Webサイトが各種配信面でどのように使われるのか?どのように見えるのか?を事前に意識した上で、Webサイトの設計・構築をしておく必要があります。

昔のようにPCサイトだけ意識していればよかった時代は終わりました。

バイスが変われば、ユーザーの接触態度や目的、利用シーンなども都度大きく変わります。

これからのWebディレクターは、そうした環境に対して敏感にキャッチアップしていく事が求められてくるのです。

広告商品設計やユーザー課金等のマネタイズ手法への経験・実績

インターネットビジネスが成熟化し、各種ツールやデバイス、インフラ、機能が充実してくるに従い、様々なWebサイトのマネタイズ手法が充実してきました。

Webサイトは趣味で運用されるものも、もちろんありますが、そのほとんどはビジネス目的です。

ビジネス目的である限り、収益・マネタイズが必要となりますが、その手法についても精通しておく事は、これからのWebディレクターにとって重要と思います。

昔は、広告とECでの物販・決済というくらいであったと思いますが、最近のWebサービスは、様々なビジネス・マネタイズモデルが生まれてきています。

そうしたビジネスモデルの構造や仕組みを深く理解しておけば、Webを手段として活用する際にどのような設計を組むべきかが明確になると思います。

これからのWebディレクターは、よりWebプロデューサー的な役割が求められてくるとも言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Webディレクターに求められるスキルがより高度に、より多様化してきている現実を知っていただけたかと思います。

学び習得すべきスキルや知識が膨大過ぎて、クラクラするかもしれませんが、新しいチャレンジの機会と捉えて是非前向きに取り組んでみていただければと思います。

フリーランスになる前に知っておくべきこと

初めての投稿になりますが、フリーランスのディレクター、webデザイナーとして活動をしています、梶と申します。

最近、フリーランスという働き方が普及してきました。

私自身フリーランスとして活動をして長いですが、なりたての頃を思い出すと色々と苦労したなと思い出されます。

そこで、フリーランスになる時に知っておいた方が良いことについてお話します。

勘違いはだめ!起業とフリーランスは違う!

まず、起業とフリーランスは違うものだと認識しましょう。

起業とは、新しく事業を始めることです。会社を設立して届け出を申請します。事業の種類によっては、保健所などにも届けをだします。

フリーランスは、企業から請け負った業務を実際に遂行します。個人事業主ともいい、企業とは個人として契約を交わします。

あくまでも個人なので、福利厚生は特になく、国民年金国民健康保険となり、確定申告をする必要があることを忘れずに。

また、開業届や、青色申告承認申請書を管轄の税務署に提出します。

フリーランスの年収

フリーランスになったからといって、収入が必ずしも増えるわけではありません。

フリーランスになると、企業からの報酬は、税金などを引かれていない金額になりますので、一見すると増えたように感じますが、フリーランスの場合は、受け取った報酬から自分で税金などを支払います。

ですから、目安としては、会社員の頃の報酬の1.5倍の金額で、会社員の頃と同じ生活水準を保てると思ってください。

もちろん、フリーランスの方が報酬が増える職種もありますので、まずは、自分の目指す職種の報酬を調べましょう。

フリーランスになる前に

フリーランスになると、会社員の頃よりも金融機関の申請が通りにくくなります。

ですから、クレジットカードを持っていないようなら作っておきましょう。

また、不動産の契約を済ませたり、各種ローンの契約の見直し、必要であればローンの借り換えをしておくなど、金銭面の見直しは事前に済ませます。

さらに、開業届や青色申告承認申請書の提出。国民健康保険にするのか、任意継続にするのかなどの手続きの準備をしておきましょう。

また、フリーランスになると、営業は自分で行いますので、名刺の作成やホームページの開設、SNS開設など、営業が直ぐにでも始められるように準備をしておきましょう。

その他、市場調査などを行い、営業の下地を固めておくことも必要です。

副業を利用する

フリーランスになると、会社員とは違い副業も可能になります。(副業OKな会社もあると思いますが)

例えば、未経験の事業を立ち上げたい場合、副業として仕事をし、将来も安定して収入を得られそうだな。と見込みを立ててから起業やフリーランスへの道を踏み切ることも可能です。

まとめ

フリーランスになると、保証は何もありません。

ホームページを開設してもすぐには反映されません。営業も未経験のスタートなら失敗も多いと思います。

フリーランスで成功するには、小さな成功をたくさん積み上げること、失敗を恐れないこと、失敗しても諦めないことなど、割りと根性が必要です。